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起業家インタビュー
第1回
SODA(株)
代表取締役 本名 耕(ほんな こう)
「地域型スタートアップ企業を目指して」
代表取締役 本名 耕(ほんな こう)氏
プロフィール
昭和48年生まれ。福島県郡山出身。サインメーカー営業部に8年間勤務後、(株)アップス(モバイル公式サイト開発会社)企画営業部に7年間勤務。テレビ局やCS放送・雑誌社などの主にメディアエンターテイメント系のモバイル公式サイトの企画・営業に従事。後半はモバゲー・グリー向けのソーシャルゲームディレクションに従事。平成23年2月退職。同年5月 Android向けソフトウェア開発「SODA株式会社」設立。Android/iPhoneなどのスマートフォン向けソフトウェアを受託開発中。
会社情報
所在地:八王子市天神町16-1エイビット天神町ビル304
URL:http://www.so-da.co.jp/
社名 SODA(株)
業種 スマートフォン向けアプリの受託開発・自社開発
社員 5名
創立 平成23年5月

Q. 始めに、起業のきっかけについて教えてください。

A. 起業前は、「フューチャーフォン」(二つ折り携帯)の公式サイトやゲームを作っているIT会社で企画、営業を担当していました。「ガラケー」が徐々に「スマホ」に切り替わりつつある正にその時代、新しいビジネスチャンスが広がる、という予感を感じていました。元々、実家が「まんじゅう屋」を経営しているので、「いつかは自分も」という気持ちは常にありましたから。
 そんな時、偶然、市の広報で「創業塾」の告知が目に止まり、第6期生として参加させていただきました。八王子市からも強化支援事業者として認定いただき、皆様に支えられながら今日に至る、という感じです。「創業塾」への第1歩がなければ、今のSODAは存在していないと思ってます。

Q. 起業時に苦労したことは?

インキュベーションオフィス(エイビット)にて

インキュベーションオフィス
(エイビット)にて

A. 実は平成23年3月起業に向けて着々と準備を進めていたところに、大震災がありました。実家の郡山もかなり被害を受けまして……。起業が予定より2ヵ月先送りになってしまったことですね。

Q. では、起業後の苦労は?

大ヒットしたAndroidアプリ「ホラーカメラ」

大ヒットしたAndroidアプリ
「ホラーカメラ」

A. ずっと苦労の連続ですけどね(笑)一番苦しかったのは一年前、思ったように金融機関から運転資金が融通できなくなった時期がありまして。既に社員も抱えていたし、この時は本当にきつくて、正直会社も諦めかけました。そんな時、当社のアプリ「ホラーカメラ」が大ヒット。サイバーシルクロードのホームページでも紹介いただいたことがきっかけで更にメディアへの露出が増え、大手からダイレクトに仕事のお話をいただけるようになりました。
 それから、人の悩み。当初、同じ創業塾に参加していた仲間と「共同経営」のような形でスタートしたのですが、社員が増え、仕事の仕方や経営方針の伝達を巡り意見が合わないことが多くなってきました。一つの会社に経営者が二人いるような形になってしまって。社員にもお客様にも迷惑をかけることに。これは反省でした。

Q. 「八王子」で起業して良かったと思える点は何かありますか?

A. 八王子という場所は、皆さん「思い出」や「思い入れ」がある土地なんだな、とつくづく思います。営業先でも「八王子の大学に昔通っていました」「八王子で仕事したことがある」といった話が出てコミュニケーションが弾んで親近感を持っていただけるのがメリットですね。実はアプリを起動いただくと、どれも社名と一緒に「HACHIOJI」のロゴを入れて表示してるんですよ。ファンモンには遠く及びませんが、常に八王子をアピールしてまして。八王子に身を置く企業として「地域型スタートアップ企業」として頑張ってます。

Q. 「八王子」のPRに一役買っていただき光栄です。将来の夢って何ですか?

A. 今、共同開発を行っているNTTドコモとも話をしていますが、「ナンバーワンの面白メディア」を作ろうと。アプリとアプリを繋ぎダウンロードの相乗効果を高める新たな仕掛けを検討しています。これから更に面白いアプリを開発し、企業価値を上げられるよう努力したいです。

Q. これから起業を目指す方に、メッセージをお願いします。

有能な社員に支えられて

有能な社員に支えられて

A. まだ起業して2年ちょっとなので、とてもアドバイスできることなんてありませんが、「作ってから考える」が当社のポリシーです。まずは先に行動し、失敗したら次を考える。IT企業だからかもしれませんが、まずは先にアプリを作ってしまおう、と。試行錯誤しているうちに、その中からヒットが生まれたり。時代が変われば、顧客の嗜好も変わりますし、ビジネスも変わります。狙ったアイデアが百発百中というわけにはいきません。動きながら考え、軌道修正していく。まずは最初の第一歩じゃないでしょうか。(H25.8.2取材)

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