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起業家インタビュー
第8回
もみじ鍼灸治療室
院長 小町 宏(こまち ひろし)
「気になる症状」仕留めます
komachi
プロフィール
●八王子市生まれ。
●中学・高校時代、陸上競技に打ち込み、高校三年時はハンマー投げで、東京都大会優勝、南関東大会3位、全国大会(インターハイ)出場。
●20代は現在の趣味でもあるゴルフクラブの修理業務を職業としながらも、『鍼灸マッサージによる本格的な施術で身体を治したい。』と考え、鍼灸マッサージ師を目指す。
●鍼灸学校に入学、“はり師”“きゅう師”“あん摩マッサージ指圧師”の国家試験に合格し、免許取得。
●卒業後、鍼灸学校の教員養成科に進学しながら、東洋医学臨床研究所、鍼灸整骨院にて修行をする。
●八王子に戻り、出張専門の治療院を開業。鍼灸マッサージの往診をしながら、特別養護老人ホーム・デイサービスにて、ご利用者のマッサージ・機能訓練(リハビリ)を従事する。
●平成26年5月、「もみじ鍼灸治療室」を開業、店舗を構える。
会社情報
所在地:東京都八王子市子安町1-28-1
電 話:090-8945-8970
(はりきゅう仕事人 はやくなおれ)
URL:http://momiji802.com/

 

社名 もみじ鍼灸治療室
業種 はり、きゅう、マッサージ、あんま
社員 0名
創立 平成26年5月

 

Q はじめに今の営業内容を教えてください。

A 鍼、灸、あんま、マッサージ、指圧を中心にお客様のニーズに応える施術をしています。最近では太陽と同じ性質をもつ光線を体の各部位に照射し、新陳代謝の促進や免疫力を向上させる『可視総合光線療法』を始めました。
来院者は30代~70代と幅広く、また3~4割は男性です。いろいろな所で治療や施術を受けられたが、まだ調子が不完全な方を中心に、身体のメンテナンス、交通事故による受傷者まで、気になる症状を改善し、メンタルケアを含めた治療を行っています。

 

Q 起業したきっかけを教えてください。

A 自分は学生時代ハンマー投げの選手でした。この競技は筋肉等を酷使しますので当時から鍼灸治療に関しては知っていました。また、祖母が重い障害を患ってしまい、その時のリハビリは大変なものでした。そこから患者さん一人一人に向き合い、しっかり症状を把握して施術できる鍼灸あんまマッサージ指圧師になりたいと考えるようになりました。
鍼灸のポイントはその人の『陰陽』のバランスや『気血』の流れを調えて補ったりすることにあります。解剖学に基づいてつぼを刺激し、体調を整えます。東洋医学には『気』『血』『水』という3つが循環しているという考えがあり、これは現代医学とは全く違う考え方です。この東洋医学の考えである『気』『血』『水』の調整(本治法)と、現代鍼灸といわれる解剖・生理学に基づく局所的なアプローチ(標治法)を中心に総合的に判断し、患者さんの症状に合わせて、施術を実施いたします。特に来院される方はギックリ腰のように突然身体を痛めた方やいろいろな所で治療・施術を受けられたが、症状が改善されない慢性的な症状の方が来院することも多く、そんな方々の症状が少しでも改善できればと常に努力しています。

 

Q 起業するときに注意した点は?

A 起業するに当たり8年間は準備に費やしました。最初の3年間は国家資格取得のために勉強し、その後の2年間は鍼灸マッサージ師の教員養成科で勉強しました。鍼灸学校の教員として就職する道もありましたが、治療家として臨床での経験を積みながら、高齢者介護における鍼灸マッサージの勉強もしたかったので、その後は鍼灸マッサージの出張治療もしながら、特別養護老人ホーム・デイサービスにて3年間、理学的療法についても勉強をしました。
祖母の障害の経験から医療と介護の重要性を考えており、治っても体調不良や転倒等により再発、入院を繰り返す現状を少しでも改善すべく、どんな施術が効果的か、少しでも日常生活に近づくためにはどうすればいいかを考えていました。現実では身体の不自由なご利用者のみならず、ご家族や周囲の方が介護疲れに悩み、負担になってしまうことを感じています。それを少しでも軽減すべく色々なアドバイスができるようにと勉強を重ねました。

 

Q それでは起業してからどんなことに苦労しましたか。

A 経営のノウハウが少なかったので、その点では苦労しました。自分の考えている「起業」と実際の「起業」は違う部分も多く、周囲の友人や先輩達から色々と話を聞いて少しずつ乗り越えてきました。今は理想としていた部分と現実的な部分のギャップに折り合いをつけています。
立ち上げる前よりも立ち上げてから考えることの方が多くなりましたが、それでも苦労を苦労とはなるべく考えず、“「試練」は自分自身を磨く砥石である”として前向きに思うようになりました。

office

学生時代の小町院長

 

Q “八王子”で起業して良かったと思える点はありますか

A まず私は生まれも育ちも八王子なので愛着があるというのが大きいです。来院される方も八王子にゆかりのある方が多く、そのような方たちとお話するとすごく共感できます。また、自分の知らない身近な情報を教えてもらったり、八王子ならではのご当地情報等色々なお話を聞くことができます。
近場の市町村には往診にも行くのですが、八王子は大きな町なので他の市町村の方からも色々と話題になります。その点が大きなアピールポイントです。

 

Q これからの事業の展望についてお聞かせください。

A 施術を受けた方だけでなく、それに関わる皆さんが笑顔になる場所を目指しています。身体のケアだけでもなく、心のケアだけでもない、両方を融合して施術できる治療室が理想です。

office

ここで実際の施術を行う

施術後のフォローを手厚くすることで来院された方と信頼関係を築き、楽しい話題の尽きない治療室にしたいです。そうすればまた新しい展望がみえてくると考えています。

 

Q これから起業を考えている方たちにメッセージをお願いします。

A 人間の身体つきは常に前を向いて進むようにできています。目標に向かい前を見てそして、少し目線を上にしながら創業することを考えてください。
考える場面もありますが、まずは自分からひとつ動いてみてください。そうすれば必ず答えが返ってきます。打った手には頓着せず、次々と返ってくる答えに対応してください。(H26.11.21取材)

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