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起業家インタビュー
第6回
(株)フライハイト
代表取締役 髙橋 智礼(たかはし とものり)
こだわりぬいた逸品を作ります
takahashi
プロフィール
1971年千葉県生まれ。 大学卒業後、ゴルフ用品量販店で約6年間店舗販売、店長として従事。 その後一度ゴルフ業界を離れ、食品商社等様々な職種を経験後、 再びゴルフ業界に戻り、2004年新規ゴルフ用品メーカーの立ち上げ、経営に参加。 2013年7月株式会社フライハイトを設立。代表取締役に就任。
会社情報
所在地:東京都八王子市明神町2-27-6 文秀ビル7階
URL:http://freiheit.co.jp/
社名 (株)フライハイト
業種 ゴルフ用品の企画・開発・販売
社員 1名
創立 平成25年7月

 

Q はじめに今の営業内容を教えてください。

A 主にゴルフ用品の企画、開発、販売を行っております。現在はアベレージ~シニア向け・アスリート向けと言う2タイプのゴルフクラブのヘッドを企画、販売しております。製造は海外で行っていますが、高度な生産管理のもとで製造しています。

 

Q 起業したきっかけを教えてください。

A もともとゴルフ用品のメーカーに勤めていましたが、そのころから大量生産品的な物ではなく、自分でこだわりぬいた良いものを作りたいという思いが強くありました。ゴルフクラブは、まずその形状(顔)や見た目の美しさ、打感や打音という視覚的、感覚的な面が大切なのは勿論ですが、飛距離と安定性を得るためにはクラブヘッドの重心設計が使い手のタイプに応じて適切になされていなくてはなりません。長年それらの要素を両立させるために必要な素材や製法、バランスのとれた重心位置の割り出しといった事を考えながらやってきましたが、これらの自分なりの「こだわり」や「アイデア」を自由に製品に反映させ、そうすることで、使い手の満足度もより高められば、と思いました。
独立するときには前職の伝手を活かし、製造する手段が整っていたのもあり創業しました。

 

Q 起業するときに注意した点は?

Mr Sorbus

こだわり抜いたゴルフクラブ

A 一番重視した点は経営企画です。自分のこだわりを製品に注ぎ込むのは勿論大切ですが、メーカーとしてユーザー・市場が強く求めていることを知るために入念なマーケティングを行いました。ゴルフクラブは先述のとおり感覚的な部分が一番強いです。そのため実際に見てもらい、使ってもらった時のヒアリングを最重要視しました。もちろんヒアリング先も入念にチェックし、人気のあるお店やその道の玄人の方のところに足繁く通って評価してもらいました。他者からの評価を聞きながら、自分の作りたいものを作ると言うことが最も重視した点です。
二つ目は資金繰りです。なかなか自分の思い描いた通りの資金繰りはできません。しかし必ず「長期」と「短期」、「自分で描いている展開」と「現実的な、やや厳しめの予測」という資金繰り表を作成しました。こうすることにより、ピンチが来るとしたらいつ頃なのか、最低いつまでにどんな対策をしておかなくてはならないのか、といった事がより具体的に想像できます。漠然とした不安を持つことなく、冷静に次の戦略が立てやすくなります。

 

 

 

Mr Sorbus

専門家からも高評価

Q それでは起業してからどんなことに苦労しましたか。

A 企画から試作までの時間がとてもかかったことです。まず製造が海外だったため大まかな部分は良いとしても細かな部分に関しては通訳がいてもなかなか伝わりにくく、何度も図や絵を描いて伝えました。また、自分ができるだろうと思った事でも実際の製作現場では難易度が違い、なかなか理想通りに作るのは大変でした。
あとは一人の力でできることは思った以上に少ないことです。幸いにも私には周りに手助けしてくれる、信頼できる仲間が沢山いました。自分一人で抱え込まず、相談できる仲間が沢山いたことは私の一番の財産です。

 

 

 

 

Q “八王子”で起業して良かったと思える点はありますか

A まずはこの安価で便利なSOHOオフィスが大きな魅力です。固定費が抑えられ、都心へのアクセスも良いので非常に便利です。この他にも近くにサイバーシルクロード八王子や多摩信用金庫のような支援機関があることは大きな強みです。色んな支援機関から補助金やセミナー等の情報提供を受けることができ、困った時にすぐ対応してもらえる場所があるのは非常に心強いです。

 

Q これから起業を考えている方たちにメッセージをお願いします。

kaisya

事務所での高橋社長

A 熱意を持ってやりたいことをやりましょう。経営には人・モノ・カネが重要だと言われていますが、このうち最も重要なのが人です。誰と一緒にやるか、誰が頼りにできるか、どんな人間関係を築いてきたかが創業するときに如実に表れます。自分一人ですべての部分を網羅することは不可能です。任せられるところは他人に任せる。そのためにも創業前にどんな勉強をしてどんな人脈を作るかが最も重要です。
また、必要のない心配をしないようにしましょう。これはただ楽天的になるという意味ではなく、何かあれば相談できる場所や知識を常に蓄えて将来困ったら活用できる「未来の安心材料」を増やすということです。困った時の対処法をきっちり準備していれば漠然と不安を感じて悲観的なることはないのです。

 

 

 

(H26.3.19取材)

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